【HEAD】ブーム・プレステージを比較！おすすめプレーヤーは？

今回は21年11月に公式発表されたHEADの新シリーズ『BOOM（ブーム）』と、既存シリーズのスペックを比較してみたいと思います。

ブームはHEADの中では飛びがあり、柔らかい打感が特徴のラケットでした。新たなラインナップとして加わりましたが、どんなプレーヤーに適しているのか非常に気になるところだと思います。

スペックや搭載テクノロジーをもとに比較してみたので、HEADのラケットを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。

ブーム・プレステージの詳しい内容は、下記それぞれの記事で解説しています。

それでは早速比較してみていきましょう。

搭載テクノロジーを比較

暫定のテクノロジーを比較してみました。

オーセチックのみがどちらにも搭載され、それ以外は別々のテクノロジーが組み込まれています。

ブームに搭載されるとみられる新テクノロジーがどんな効果を発揮するのか未知数ですが、グラフィンやパワーグロメットが搭載されるとなると、ブームはやはり飛びの良さが特徴になると思います。

	BOOM	PRESTIGE
オーセチック	✔	✔
ダイレクショナルドリリング	✔
モルフビーム	✔
パワーグロメット	✔
ユニパターン	✔
グラフィンインサイド	✔？	✔
フルキャップ		✔

スペックを比較

同じモデル名で比較するために、PROとMPで比較してみたいと思います。

HEADはプレステージ2022年モデルから、PRO＞TOUR＞MP…の順にモデル名が統一され、PROが最も競技向けモデルという扱いになります。

ブームには「BOOM TEAM」がラインナップされていますが、MPよりさらに扱いやすいモデルの位置づけになると思われます。

BOOM PRO／PRESTIGE PRO

	BOOM PRO	PRESTIGE PRO
CPI	400	200
ヘッドサイズ	98inch²	98inch²
平均ウェイト	310g	320g
バランスポイント	310㎜	310㎜
長さ	27inch²	27inch²
フレーム厚	22㎜	20㎜
スイングウェイト	※	※
グリップサイズ	1,2,3,4,5	1,2,3,4,5
ストリングパターン	16×19	18×20
推奨テンション	※	※

指標となるCPIはブームの方がパワーよりです。

さらに平均ウェイトやフレーム厚からも、操作性はブームの方が高いと思います。

プレステージの方がストリングの目が細かいのでコントロールに長けているスペックという印象ですね。

BOOM MP／PRESTIGE MP

	BOOM MP	PRESTIGE MP
CPI	600	400
ヘッドサイズ	100inch²	99inch²
平均ウェイト	295g	310g
バランスポイント	315㎜	320㎜
長さ	27inch²	27inch²
フレーム厚	24㎜	21.5㎜
スイングウェイト	※	※
グリップサイズ	0,1,2,3,4,5	1,2,3,4,5
ストリングパターン	16×19	18×19
推奨テンション	※	※

MPの方はより大きく違いが出ていますね。

PROと同じく、ブームがパワー重視で、プレステージがコントロール重視なのは変わらないですね。

MPなのでどちらもライトなスペックになっていますが、初心者でも扱いやすいのはブームですね。

おすすめのプレーヤーは？

これまでの比較を踏まえると、おすすめプレーヤーは以下のようになると思います。

ブームはアシスト（ラケットの飛び）があり、バランスのよいスペックになっているので初心者でも非常に扱いやすいラケットになっていると思います。

プレステージはもともとHEADの中でもハードなスペックであり、かなり競技向けのシリーズになります。しかし、2022年モデルからオーセチックなどが搭載され操作性も増しているため、ラケットチェンジのハードルはかなり下がったと思います。

オールラウンドに気持ちよくプレーしたい方はブームを、上達してきたもう少しボールスピードやラリーのレベルを高めたいと思う方はプレステージを選ぶといいと思います。

まとめ：ブーム・プレステージを比較！おすすめプレーヤーは？

いかがでしたでしょうか。

今回はブームとプレステージを比較してみましたが、新シリーズのブームの位置づけもなんとなくわかってきましたね。

ぜひ実際に打ち比べもしたいなと思っていますので、実機を試打でき次第アップデートしていきたいと思います。

プレステージ2022年モデルは販売中、ブームは22年1月発売予定です。

それではまた。