今回はダブルスの基本陣形について解説していきます。
ダブルスをする上で、陣形の基本を理解しておくことは超重要です。
・ダブルスの立ち位置がよくわからない
・ペアの人とどっちがとればいいかわからないボールが多い
こういった方も、この記事を読めば自分の立ち位置とポジションごとの役割がわかりますのでぜひ最後までご覧ください。
ダブルスの基本陣形とは
まずダブルスの陣形には大きくわけて以下の2種類があります。
- 雁行陣
- 並行陣
それぞれ解説していきますので、すでにご存じの方はおさらいもかねて見ていきましょう。
雁行陣
雁行陣は上の図の赤丸側の陣形で、片方がベースライン近くに、片方はネットにポジションをとる陣形です。
リターンゲームはこの陣形を基本とすることが多く、後ろのプレーヤーがストロークで相手を崩し、
ネットのプレーヤーがボレーで攻撃していくための陣形です。ストロークの得意なプレーヤーは前衛に頼らずガンガン攻撃できる形でもあります。
そして、特に一人ひとりの立ち位置や役割が重要になるのは並行陣のときです。
並行陣では、今回解説する基礎を理解しているかいないかで完成度が大きく変わってきますので、
しっかりと覚えてダブルスを有利に進めてください。
並行陣での基本陣形
ネットに2人が並ぶ並行陣では基本となる陣形が2つあります。
◆セオリー型
◆ブライアン型
今回は初心者から上級者まで使える『セオリー型』について解説していきます。
応用編となる『ブライアン型』を知りたい方はこちらの記事をがご覧ください。
ダブルスの基本陣形:セオリー型とは
上の図を使って説明していきます。
セオリー型とは、ボールが飛んで行ったコースの正面の味方が前に詰め、もう一方が少し後ろにポジションをとる陣形です。これがダブルスの基本陣形になります。左のプレーヤにボールが行ったら①が少し前に詰める。右のプレーヤーにボールが行ったら②が少し前に詰める。これをラリーの中で繰り返していきます。慣れるまでは大変ですが、身体に染みつくと自然とポジションが取れるようになりますし、今までとれなかったボールが返せるようになると思います。
この陣形を基本とする理由についても紹介していきます。
メリット①:ポーチに出やすい
図を見てもらうとわかる通り、同じコースへのボールでも前に詰めているほうが距離が短くてすむことがわかると思います。
そもそも前に詰めていないポジションからポーチに行ってもネットが遠い分難易度があがりますよね。
相手に近づくので少し恐怖心があるかもしれませんが、ポーチを身に付けたい方はぜひ勇気を振り絞って前に詰めてみましょう。
メリット②:センターを塞げる
ダブルスでよく使うペアの間(センター)を狙うショットを塞ぎやすいという点があります。
先ほどの図と似ていますが、詰めている方がセンターのボールに届きやすいということと、前後にポジションをとっているためペア同士で重なって、ラケットが『ガシャーン!』なーんてことが少なくなります。
これら2つが大きなメリットです。
デメリット:後ろにポジションをとる側の負担が大きい
デメリットももちろんあります。
スポーツに完璧な戦術など存在しないのです。
デメリットは、図の②の負担が大きいことです。
基本的に後ろにポジションをとる側は、クロスのアングルショットをケアしつつ、詰めているペアの上を通すロブもケアしなくてはならないので、カバーするエリアが広大になります。ただし、アングルショットやロブは比較的難易度が高いショットですので、1回や2回決められたくらいでは気にしなくてもいいと思います。
アングルショットやロブが得意な相手の場合は、ネット前の相手にボールを集めたり、浅いボレーで低い打点で打たせることを意識して対応していくのも選択肢の1つですね。
まとめ:【ダブルス】基本陣形を理解しよう!(セオリー型)
いかがでしたでしょうか。
今回はダブルスの肝心かなめとなる基本陣形と並行陣のセオリー型を解説しました。
最初はうまくいかなくても、マスターするとダブルスが大幅に上達しますからぜひ意識して練習してみてください。
それではまた。
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