今回は、「ミスが激減するシングルスのストローク」について解説していきます。
- シングルスの簡単なストロークミスを減らすコツ
- 紹介するコツの使い方・使う場面
・試合中のミスが多くて自滅してしまう
・試合中に攻め急いでしまう
このような悩みを抱えている方は、この記事を読んでいただくことで少しずつ改善できると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
ミスが激減するストロークのコツ
- コート半面の中央にそれぞれ線を引き、そのコートの中でコースを狙う。
これはジョコビッチなども試合で多用している戦術の1つです。
私自身も高校時代に身につけたことで、簡単なミスが減りラリーで自分のリズムがつくりやすくなりました。
上記の画像のように、コート半面の中央に頭の中で縦に線を引きます。
するとコート中央に狭いコートができあがります。このコートの中でプレーをすることを意識すると、
そのコートのライン上を狙ってもサイドアウトになるリスクが減り、中央はネットも低いのでネットミスも減らすことができます。
トッププロの試合を見てみても、ライン際にボールが飛ぶのは1ポイントの中でわずかです。
グランドスラムで優勝する選手ですら、正確にボールをコントロールし続けるのは至難の業ですので、
チャンスがくるまでコートの中央をうまく使いながら試合を組み立てています。
いまミスがとても多くて悩んでいる人は、厳しいコースを狙いすぎていたり、攻め急いでしまっていることが多いかもしれません。
次に細かくメリットを解説します。
3つのメリット
- ミスの確率が下がる
- コート中央は相手も角度がつけにくい
- 外にズレればナイスショット
1つずつ解説していきます。
ミスの確率が下がる
ラリー中にミスする確率がかなり下がります。
ライン際を狙わないのでサイドアウトのリスクも減りますし、中央はネットが低いためネットミスも減らすことができるからです。また、サイドに打つよりも比較的低リスクで強打することができます。これまでミスするのが怖くてなかなか強打できなかった方も、コート中央であれば思いきって攻めることができると思いますよ。
コート中央は相手も確度がつけにくい
コート中央にボールを打つと相手に攻め込まれるのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
そもそもコート中央はから確度をつけるのは至難の業です。ネットはサイドいけばいくほど高くなり、コートの距離も短くなるからです。コート中央を使ってプレーすることで、相手に無理をさせミスを誘発することもできます。
外にズレればナイスショット
この中央につくったコートのライン際を狙って外側にずれた場合は、実際のコートのライン際に落ちるナイスショットになります。自分はリスクを抑えながら、ナイスショットも生み出すことができるというのも大きなメリットです。また、相手のショットに合わせて、中央のコートの大きさを変えるというのも一つの策です。余裕のある時はもう少しライン際まで広がるコートをイメージしてもいいと思います。
デメリットと解決策
- 体力が必要
- 決め手に欠ける
デメリットもありますので、きちんと解説します。
体力が必要
必然的にラリーが長くなりがちなので、体力が必要になります。体力に自信のある方にはぴったりの戦略ですが、自分より体力で勝る相手や体力に自信のない方は、ここぞというポイントで使うなどメリハリをつけることができます。
決め手に欠ける
コート中央を使うということは、相手の体勢を崩すことは難しいです。甘いボールは逃さず1発で決め切る決定力がある方はいいですが、そんな武器があればこの戦略は必要ないですね。笑
チャンスを待ってネットプレーを混ぜたり、ショットの緩急をつけることで相手のリズムを崩したりミスを誘っていくことが必要です。
効果的な場面
- 絶対に落とせない重要なポイント
- 試合の立ち上がり
- 自分のミスが多く、流れをリセットしたいとき
今回ご紹介した戦術は、上記ような場面で効果的です。
絶対にとりたい重要なポイントで簡単なミスを避ける。試合の立ち上がりで多くラリーをして、感覚を掴んだりその日の調子を確認したりする。ミスが多く自滅が続いている状況で、流れを変えるために試みる。
などなど、試合全体を通じて実行するのではなく、要所で使うと非常に効果的です。
参考動画
まとめ: ミスが激減するストロークのコツ
いかがでしたでしょうか。
今回のコツをうまく活用して、試合を自分のペースで進められるようにトライしていきましょう。
他にも悩みがあったり、取り上げてほしい内容があればユニークスのTwiterアカウントなどへメッセージをいただければと思います。
それではまた。
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